2003年9月16日 世界柔道
海外で開催されると思ってたら大阪だった。夜型の強い味方になると思ってたのになぁ。でも、試合時間が5分になって、最近は重量級も動きが機敏になってきてるから面白い。
男子60kg級の野村選手、有効を3つも取ってたのに、押さえ込みで逆転負け。勝負って分からんものだ。田村選手の6連覇、阿武選手の4連覇はお見事でした。努力を惜しまない人は凄い。
ただ!試合の時に「う~ん・・・」と唸ってしまうことが多々あった。
観衆も選手も、随分お行儀が悪くなったのだ。全ての試合を見ているわけではないが、後輩や関係者が、試合中にずっと名前コールと手拍子を繰り返している。酷い時は、鳴り物持参。最悪はチアガールまで現われたわ!
違うやろ?武道はそういう見方をするもんじゃないで。
一瞬の隙を狙って技をかける競技を球技みたいに騒いでて、ちゃんと見られるの?真剣に見てたら、声なんか出ない。いっぺん、剣道の試合を見に行ってみ?
勝った選手が拳を握って喜ぶ、これは本来、武道家としてやってはならない。だが、男子100kg級の井上選手が優勝した時にしたのはそれだけでなく、何と・・・投げキッス。どうもMCの藤原紀香と約束をしてたらしい。何を約束しようと勝手やけどね、そういうパフォーマンスは畳を降りてからにしぃや、日本人やったら。
それと、男子81kg級で4位になった秋山選手。準決勝で負けて3位決定戦に進み、その試合にも敗れた。彼は負けると、きちんと礼をしない。悔しいのは分かるよ。でもね、武道は礼に始まり、礼に終わるもんなんよ。柔道を極めたいという一心で韓国から日本に帰化したんだったら、武道家としてのお行儀もちゃんと習ってよ。
その点、男子100kg超級の棟田選手や女子選手達(見た限り)は、ちゃんとしてたなぁ・・・。
あ、男子無差別級に出たキューバ選手が1人、見習うべきお行儀の良さだった。指導されたら審判に礼、負けてもその場で相手に礼。昔の柔道家はみんなこうだったよな、と思わせた。
ところで、もう一人のMC加藤晴彦、はしゃぎすぎ。見てて、めっちゃ恥ずかしかった。世界陸上の織田裕二を意識しすぎてるんちゃう?織田裕二は、話す内容から「陸上おたく」が丸分かりで、異常興奮も理解できないわけではなかった。でも加藤晴彦の台詞は、「凄かった!」「興奮した!」。まるで一般観衆。2年後はおうちで見てなさい・・・。
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